想定読者
関数のエラーが出てしまい作業が前に進まない方。
エラーっていうのは分かってるけど、どういう意味合いかは知らないよ。という方。
関数エラーの種類
関数のエラーは以下の8パターンです。
- DIV/0! : ゼロで割ってるよ!(Divide by Zero)
- N/A : 検査値が見つからないよ!(No Available)
- NAME? : 関数の名前おかしいよ!(Name)
- NULL! : 範囲指定がおかしいよ!
- NUM! : 数字でかすぎ!(Number)
- REF! : 参照先がおかしいよ!(Reference)
- VALUE! : 数式の中身の種類が違うよ!(Value)
- ##### : セルの幅が狭いよ!
DIV/0!
=10/0 と入力すると、DIV/0!と表示されます。
このエラーが出たら、基本的には割り算を行っており、
その割り算に用いている分母がゼロになっている可能性が高いです。
分母を正しく選択できているか、確認してみましょう。
N/A
=VLOOKUP(10,A1:A10,1,FALSE) と入力してA1:A10の範囲に、
“10”が見つからなかった場合、N/Aと表示されます。
このエラーを解消するためには、検査値や検索範囲が間違っていないかを
一度確認してみましょう。
NAME?
=TODEY() や =SAM() のように、関数の名前を間違えた場合に、
NAME?のエラーが表示されます。
関数の名前をチェックしてみましょう。
NULL!
範囲選択が間違っている場合に、NULL!のエラーが表示されます。
=SUM(A3:A10 B3:B10) のように、二つの選択範囲の間がスペースになっていたり
すると、NULL!となります。(本来は” ,(カンマ)”)
NUM!
=10^10000 など、数字が大きすぎたりすると、NUM!のエラーが表示されます。
数字の桁数が間違っていないか、確認してみましょう。
REF!
=INDIRECT(A1) と入力した際に、A1セルに何もデータが入っていないと、
REF!のエラーが表示されます。
これは、A1セルに何もデータが入っていない=参照先がおかしいですよ。という意味です。
よくある例としては、参照先のセルを行や列ごと削除してしまったり、
切り取りを行ったときに、REF!のエラーが発生します。
この場合、F2ボタンでセルを編集モードにし、REF!となっている部分を正しい参照先に
書き換えることで解消できます。
VALUE!
=CHAR(A1) と入力した場合に、A1セルに文字列が入っていると、
VALUE! のエラーが表示されます。
CHAR(キャラクター関数)は、引数(関数のカッコの中身)に、数字を指定する
必要がありますが、今回引数に採用したA1セルには、文字列が入っているので、
数字じゃなくて、文字列が引数に指定されているよ!ということで、
VALUE! のエラーが出力されます。
#####
これは、セルで表示したい文字列や数値の文字数に対して、セルの幅が狭いときに
表示されるエラーです。
Alt ⇒ H ⇒ O ⇒ I でセルの幅を調整してあげましょう。
まとめ
今回の記事では、Excelの関数エラー8選について紹介しました。
よく見るエラーとその対処法を覚えておくことで、
悩む時間が削減でき、結果的に作業時間の短縮につながると思います。
ぜひ、この記事を参考にしてください。
ではでは!