（更新日：2022/02/02）
レアジョブというオンライン英会話サービスを利用し、１年間（365日）、１日も欠かさずに、ネイティブと話した結果、気づいたこと・学んだことを共有する記事です。これから英会話を始めてみようと思っている方の参考になると嬉しいです。
想定読者
「英会話を始めてみたいけど、オンライン英会話ってどうなんだろう。。。」という方。
「実際に、サービスを利用した人の生の声が聴いてみたい！」という方。
この記事を書いた人
- TOEIC L＆R 最高 915点（教室利用前のステータス）
- ビジネスでの英語経験あり（海外出張、外国人との会議）
まずは結論
厳しい意見かもしれませんが、何の目的もなく、ただレッスンを受けているだけでは、
スピーキング力はアップしません。
１年間毎日こつこつ英会話を続けましたが、
正直に言って、各段にスピーキング力がアップした。
という実感はありませんでした。
会社の同期全員で受検したTOEIC S＆W（Speaking＆Writing）では、
まわりとあまり変わらない点数に愕然としました。
152時間（25分/日×365日）で得たものは、
英語を話すことに対する抵抗がなくなり、英語をもっと話したい。という
マインドセットだけです。
このマインドセットを手に入れただけで、
十分だと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
せっかく多くの時間を投資するのだから、
もっと効率よく学べるように、よく考えてからレッスンを受けるべきだった。というのが、
私の素直な感想です。
これから英会話を始める方が、私のような失敗をしないためにも、
注意すべき点を共有していきたいと思います。
どう学習したのか？
私は、大学生のときに、レアジョブというオンライン英会話サービスを利用しました。
TOEICを猛勉強して、目標の点数をとったあと、
スピーキング力をアップするためにはどうしたらいいのだろう？と自問自答した結果、
オンライン英会話の利用を検討しはじめました。
いろいろ探してみた結果、
毎日25分間、レッスンを受けることができ、なおかつ、
月々6千円ちょっとで受講できるということで、迷わずレアジョブを選びました。
契約してからは、とにかく毎日欠かさずに、最低25分間は、
ネイティブと英語で会話するようにしました。
どれだけ忙しくても、25分間をどうにか生み出し、
例え外出先であっても、スマホと野良Wi-Fiを駆使して、
レッスンを受け続けたのを覚えています。
当初の私の考えは、さすがに１年間毎日欠かさず英語を話し続けたら、
自ずと、ネイティブに近いくらい話せるようになるはずだ！という
脳みそ筋肉な発想でした。
陥りがちな罠
オンラインレッスンの受講をスタートして、2～3か月も立つと、
ネイティブとの会話は、まったく苦痛ではなく、
むしろ、毎日のレッスンが楽しみで仕方ありませんでした。
自分の中で、少しずつ自身を持って話せるようになってきている実感がありました。
しかし、これはとんだ思い違いでした。
「話せるようになってきた。」と感じていたのは、
「話せる英語だけを話していたから。」でした。
ある程度、ボキャブラリーの量が増えてくると、
ちょっとした日常会話では、そんなに困ることはなくなってきます。
そして、ただ目的もなく、レッスンを受けていると、
話す話題は、日常会話の域を出ません。
しかし、このレベルでビジネスで通用する英語が話せるか、
英語で同僚やクライアントと議論ができるか？というと、答えはNOです。
会社に入り、英語で議論するチャンスが何度かありましたが、
思うように言葉が出てこない。
日本語では、こう言いたい。というのがはっきりしているのに、
英語にならない。。。
本当に悔しい思いをしました。
最初のうちは、ただ英語を話す機会を増やすだけでも、
スピーキング力は、少しずつアップしてくると思いますが、
ある程度、話せるようになってくると、
「目的をもった学習」をしないと、成長が止まってしまいます。
失敗しないために
一番大切なことは、「目的を持つ」ことです。
とくに、長期的な目的よりも、短期的な目的の方が大切だと思っています。
日々の学習の中で、「その日のゴール」を設定するといいです。
このゴールは、「何時間勉強する」というような時間で設定せずに、
「どんなスキルを習得することが目的か？」
という目線で設定するのがミソです。
「今日のレッスンは、何を目的に受講するのか？」
「どの表現をマスターすることが、今日のレッスンの目的なのか？」
といったことを明確にしたうえで、レッスンを受講すれば、
短時間であっても、得られるものが全然違ってきます。
ただなんとなく、英語を話しているだけでは、
すでに轍（わだち）ができた道を、何度も行き来しているのと同じです。
自分がすでに習得した表現の中でしか、会話できないのです。
日々成長していくためには、
今までの自分の殻をやぶって、外に飛び出していかねばなりません。
そのためにも、
「できないことを、できるようにしてやろう」
「今日はこの表現をモノにしてやろう」
という気持ちで、レッスンに臨む必要があります。
きっと、レッスンを受講する目的を明確にして、
１回１回のレッスンに臨んでいたのであれば、
私はもっと英語がスムーズに話せるようになっていたと思います。
このような考え方は、ビジネスの基本的な考え方・スタンスに通ずるところがあります。
みなさんも、今日の学習を始める前に、
一度、何のためにやるのか？（What for?）
今日のゴールは何なのか？（ What’s today’s goal?）と自分に問いかけてみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか？
みなさんが英会話を始める際の参考になれば、幸いです。
こちらの記事もぜひ参考にしてください。
「2大英会話教室を比べてみた！GABA/Berlitzって結局どっちがいいの？」
ではでは！
