(更新日:2022/01/09)
2大英会話教室であるGABA/Berlitzを両方使ってみた経験から、読者のみなさんが英会話教室を選ぶ際のヒントになる情報を提供します。
結論としては、 ビジネス目的なら、Berlitz。ビジネス目的以外なら、GABA。がおススメです。 詳細については、記事の続きを確認していただけると嬉しいです。
想定読者
「英会話を始めてみたいけど、どの教室を選んだら良いか分からない。。。」という方。
「実際に、教室を利用した人の生の声が聴いてみたい!」という方。
この記事を書いた人
- TOEIC L&R 最高 915点(教室利用前のステータス)
- ビジネスでの英語経験あり(海外出張、外国人との会議)
- GABA利用 : 合計90 レッスン(通学メイン)
- Berlitz利用: 合計40 レッスン (オンラインメイン)
まずは結論
ビジネス目的なら、Berlitz。ビジネス目的以外なら、GABA。がおススメです。
ただし、一度、無料レッスンを受講し、ご自身の肌感覚で確かめることをおススメします。
私は、① GABA 90コマ ⇒ ② Berlitz 40コマ の順にレッスンを受けましたが、もともとビジネス目的だったので、先にBerlitzでも良かったかなぁ。と思うときもあります。
ただし、GABAも、おススメポイントがあるので、次の比較表で詳しく見ていきましょう。
両社とも、マンツーマンも多人数クラスもありますが、私はマンツーマンしか受講していないので、ここでは、マンツーマン同士で比較しています。
GABA | Berlitz | |
形式 | マンツーマン | マンツーマン |
レッスン料金単価 | ¥7,810円/回 | ¥8,856円/回 |
※全時間帯 45回契約 | ※全時間帯 50回契約 | |
レッスン時間 | 40 min/回 | 40 min/回 |
雰囲気 | カジュアル | フォーマル |
自由後 | 高い | 低い |
講師出身地 | 欧米/東南アジア | 欧米/東南アジア |
講師選択 | OK(回数制限あり) | NG(ランダム) |
講師年齢層 | やや低い(20-30代多め) | やや高い(40-50代ちらほら) |
チューターサポート | 手厚い | 適度 |
WEBサイト・アプリ | 使いやすい | 普通 |
詳細比較
レッスン形式
上述の通り、GABAもBerlitzも、マンツーマンレッスンが基本です。
ただし、Berlitzについては、多人数クラスも選択できます。
予算次第ではありますが、
①自分が英語を話す時間が長いため、早く、確実に成長できる、
②自分自身のレベルや、そのときの学習環境に合わせて、レッスンをカスタマイズできる、
この2点から、マンツーマンでの受講を強くおススメします。
レッスン料金単価
レッスン料金の単価:円/レッスン は、若干GABAの方が安いです。ただし、全体の受講コマ数をいくつで契約するかによって、大きく変わります。もちろん、受講数が多い方が、単価は安くなります。
ひとつ言えることは、2社とも、決して安い金額ではない。ということです。自分への先行投資としてある程度の覚悟が必要です。
ただし、国や自治体、会社の補助金制度が使用できる可能性もあるので、契約前に忘れずに確認しましょう!国や自治体の補助金制度については、英会話教室への相談時に、聞いてみるといいと思います。
教育訓練給付制度についてはこちらを参照してください。
レッスン時間
2社とも同じです。(40min/回)
オーソドックスな時間配分としては、このような感じです。
トータル 40min
・5min:雑談
・20min:文法、単語、表現習得
・10min:ロールプレイ
・5min:フィードバック
GABA、Berlitzともに、時間配分を調整したい場合は、要望を聞いてくれます。どちらかというと、GABAの方が自由度が高いイメージです。
仕事で、こういう会議を予定しているから、こういう表現を中心にロールプレイに時間を多く使いたい。みたいな要望を伝えることで、レッスンを自分好みにカスタマイズできます。
注意点としては、カスタマイズしたレッスンの質は、講師に大きく依存するということです。カスタマイズで依頼した内容に精通している講師であれば問題ありませんが、講師をきちんと指定しないと、依頼したカスタマイズ内容にあまり詳しくない講師に当たってしまい、結局、思うような授業を受けられなかった。というリスクもあるので、注意が必要です。事前に、日本人チューターに具体的な要望を伝えておくことをおススメします。
一方、Berlitzは、教科書をベースに進めていき、大きく内容から逸れることはありません。ただし、受講生のレベルに応じて、授業の中身をうまくアジャストしてくれるので、すでに習得している内容が多いときは、ロールプレイを優先したり、と調整してくれます。
雰囲気 ・自由度
GABA=カジュアル、Berlitz=フォーマルです。
個人的な意見としては、ビジネス目的なら、いやおうなしにBerlitzをおススメします。
まずは、英語に触れたい、慣れたい。英語圏に将来住んでみたい。英語が好きだから、趣味の範囲で英語を学びたい。自然な英語でのコミュニケーションを身に付けたい。という方であれば、GABAの雰囲気がマッチすると思います。
迷ったら、一度、それぞれの無料レッスンを受講されることを強くおススメします。
また、授業の最終時間も気になるところです。
GABAの開校時間は、早朝7:00 – 夜21:55です。
Berlitzの開校時間は、平日7:45 – 21:10. 土日8:30 – 18:10. 祝10:00 – 18:10.です。
校舎によって多少前後するとは思いますが、どちらかというと、GABAの方が、朝早くから遅くまで開校しているイメージです。
平日の仕事終わりに、授業を受けて帰りたいと思ったので、私は、遅くまで開校しているGABAを選びました。(※実際は、仕事が忙しすぎて、一度も平日に行くことはなかったですが。。。(笑))
講師出身地
2社ともあまり差異はなく、欧米(アメリカ、イギリス、カナダ)、アジア(ベトナム、フィリピン、インドネシアなどなど)、バランスよく講師が在籍しています。
Berlitzでオンラインレッスンをメインで受講していた経験からすると、1点注意点があります。オンラインレッスンのみを受講する契約だと、ネイティブにあまり当たらず、ノンネイティブの講師が中心だったりします。(Berlitzの正規講師が担当ではなくなる)できれば、通学メインでの受講がおススメです。
私の場合は、通学もオンラインも両方可能なプランを選択し、実行面では、オンライン中心に受講していました。通学・オンライン両方可能選択可能なプランであれば、オンラインの場合も、Berlitzの正規講師が担当するので、基本的にはネイティブが授業をしてくれました。オンラインレッスンを中心にしたい方は、契約前に、担当窓口によく確認することをおススメします。
講師選択
GABAでは講師選択が可能です。基本はランダム選択ですが、月3回(記憶があいまいですが)までは、自分の好きな講師を選択することができます。
一度レッスンを受けてみて、自分に合ってそうだな。と感じる講師を見つけたら、その人を指名することが可能です。
ただし、人気講師は競争率も高いため、毎月の予約スタート日に、急いで予約しなければ、うまく受講できなかったりもします。
一方、Berlitzは、完全ランダムです。同じ校舎に在籍する講師には限りがあるので、通い続けていれば、自ずとパターンが出来てくると思います。
ただし、受講生側から講師を指定することはできません。これだと、デメリットのように聞こえてますが、ビジネスの場面で、相手によらず、自信を持って英語でコミュニケーションできるようになるためには、ランダム性があった方が、より実践的な学びができるとも考えられます。
GABAで仲良くなった先生ばかり指名していると、お互いに「慣れ」のようなものが生まれ、授業に緊張感がなくなってくるといった講師選択のデメリットもあります。
もしも、完全ランダムに不安があるのならば、一度、Berlitzの窓口に相談してみましょう。講師は選べなくとも、授業の内容はカスタマイズすることが可能です。
授業の進め方・構成、指摘の頻度、雑談の長さなど、自分の好みを積極的に伝えましょう。
講師年齢層
講師の年齢層については、通学する校舎によっても変わってくるので、一概には言えませんが、私の経験だと、GABAの方が若干ですが、若い講師(20-30代)が多いなという印象です。
最近のトレンドやスラングを教えてくれたり、GABAのカジュアルな雰囲気につながっていると思います。
一方、Berlitzは、社外のビジネス経験豊富な講師がそろっているだけあり、年齢層は若干高い印象です。その分、「教え慣れている」感じが伝わってきました。
雑談で話が逸れてしまっても、講師がすかさず、元のレールに戻してくれ、終始、レッスンをリードしてくれます。これら、講師の年齢層については、かな~り主観的な意見なので、参考程度にとどめて頂けると幸いです。
チューターサポート
GABAの方がサポートは手厚いと感じました。毎回ではないですが、来校した際、定期的にチューターの方から受講生に声をかけ、授業の前後や合間時間で、学習の進捗やレッスンに対して要望がないか、カウンセリングがあります。
Berlitzは、ときおり、レッスンの希望調査(雑談の長さやミスの指摘頻度を選択するもの)がありますが、頻繁にチューターから受講生に声をかけるということはありませんでした。総括すると、GABA=WET、Berlitz=DRY(ビジネスライク)な印象です。
WEBサイト ・アプリ
GABAの方が使いやすかったです。
また機能面でも、GABAの方が充実していたように思います。受講生のステータスは、myGABAというWebサイトで一括管理しており、このサイトで全てが完結します。サーバーの反応も問題ありませんでした。
一方、Berlitzは、授業の予約サイトと電子教科書を閲覧するためのWebサイトが異なっており、二つのサイトをチェックする必要があります。
この点は、GABAと比較すると、少々面倒に感じました。また、予約サイトのサーバーがあまり強くなく、画面更新に時間がかかるのもストレスを感じました。
まとめ
再度結論の述べます。
ビジネス目的なら、Berlitz。ビジネス目的以外なら、GABA。がおススメです。
以下が2社の総評です。
GABA
GABAのレッスンは非常にカジュアルな印象です。
レッスンは、必ずWhat’s new?から始まり、前回のレッスン後の出来事を講師と共有する雑談からスタートします。
話がはずんだら、そのままフリートークで1レッスン終了なんてこともあります。なるべく自然な英語でコミュニケーションできるように促している印象です。
また、レッスンの前後で、日本人の担当チューターが受講生に声をかけ、レッスンや自宅学習の進捗状況について、要望や困っていることはないかと相談に乗ってくれます。
レッスンの内容は、教科書をベースにするか、自分でカスタマイズして、好きなトピックやマテリアルを元に受講するか、毎回選ぶことができます。
開校時間はGABAの方が長く、早朝や夜遅くに受講したい方におススメです。
Berlitz
Berlitzのレッスンは、非常にフォーマルな雰囲気です。
レッスン開始時に、2-3分は雑談をしますが、GABAのようにそのままフリートークで終わるということはまずありません。
必ず最初に、その日のゴールを設定し、そのゴールを達成することに重きをおいています。レッスンは教科書に沿って進めますが、受講生のレベルに合わせて、ロールプレイを多めにしたり、アジャストします。
レッスンの最後に、その日のゴールが達成できたかどうかの確認が入ります。
受講途中の文法や単語ミスに対する指摘もGABAより多めなイメージです。
全体を通して、「授業を受けている」という感覚があります。
ビジネス経験豊富な講師が多数在席しており、ビジネス英語を鍛えるための教室という感じです。
Berlitzの方が、毎回の授業の中で、確かな「学び」があったように感じました。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
それではまた!