(更新日:2022/01/18)
世の中にいろいろな赤ちゃん寝かしつけノウハウがありますが、私が実践の中で良し悪しを見極めながら得た知識を知恵に昇華すべく、皆さんに共有します。自分でも、何が正解なのかときどき分からなくなるので、困った時の道標になればいいなと思います。一緒に子育て頑張りましょう!
想定読者
「もうすぐ赤ちゃんが生まれます!」という方。
「今まさに、赤ちゃんの寝かしつけに困ってます!」という方。
寝かしつけノウハウまとめ(5W1H)
産まれてから0-2か月の間、いろいろと試行錯誤した結果を、
5W1Hにまとめてみました。
前提として、生まれたての赤ちゃんは、寝ることが仕事です。
0-1か月だと、16-18時間近く寝ます。※赤ちゃんの睡眠時間
基本的には、3時間おきに、授乳とオムツ交換を行いますが、
そのタイミング以外は、ずっと寝ているイメージです。
ところが、
「授乳が終わったあと、泣き出してしまい、そのまま夜通し泣き続けた。」
「眠ったと思ったら、すぐに唸りだして、起きてしまった。」
「抱っこを止めてしまうと、泣き出してしまう。」
といったことが起こります。
それらの原因と対策について、実戦で得たノウハウを共有します。
Why(なぜ寝れないか?)
赤ちゃんがなぜ眠れないのか?
考えられる原因をリストアップしてみました。
- バイオリズム(体内時計が成熟しておらず、昼夜の区別がつかない)
- 寂しさ(親に甘えたい、安心したい)
- 空腹・満腹(おなかがすいている・おなかが満腹で苦しい。)
- 寝心地(温度、湿度、環境音、明るさ、ベッドの硬さ)
- 体調不良(病気やケガの症状、ゲップが出ていない)
- 理由なし(なんだか分かんないけど、寝れない)
バイオリズム
産まれたての赤ちゃんは、体内時計が発達していないので、
昼夜の区別がありません。赤ちゃんの周りの環境をうまくコントロールして、
少しずつ、昼と夜の違いを教えてあげる必要があります。
これがうまくいかないと、昼間は割と寝るのに、
夜間ずっと起きっぱなし。なんてことになりかねません。
寂しさ
赤ちゃんは無防備な状態で生まれてきます。
自分で自分のことができません。
そうなると、自分を守ってくれる存在が近くにいないと不安でたまりません。
このことから、特に入眠時、親の存在を肌で感じていることを望みます。
空腹・満腹
赤ちゃんも人間なので、お腹がすいていると寝付きにくくなります。
一方で、食べ過ぎ(飲みすぎ)にも注意が必要です。
病気ではありませんが、過飲症候群という言葉があるくらいです。
ミルクの適正量については、リンク先をご参照ください。
※ぴよログ(乳幼児の育児記録アプリ)
寝心地
赤ちゃんの睡眠にとって、寝心地も非常に需要な要素のひとつです。
例えば、冬の暖房は、設定温度を18~20度にして、乾燥しすぎないように
加湿器を併用します。
一昔前は、エアコンNGだったようですが、
最近では、むしろエアコンの使用が推奨されているようです。
一方で、送風が直接赤ちゃんに当たるのはよろしくありません。
風向やベッドの位置を調節してあげましょう。
また、赤ちゃんの服装、布団をかける/かけない といったことも重要な要素です。
季節におうじて、組み合わせをアレンジします。
また、なるべく夜は静かな環境で、逆に昼間は、
ある程度、生活音が聞こえる状況の方が体内時計を育むうえでも有効です。
一方、寝付きにくいときは、「ホワイトノイズ」という胎内音に近い音を
聞かせてあげることも有効です。
明るさについては、昼間は外の光を取り入れ、明るい部屋で過ごし、
夜はくらい部屋で、お寝んねモードにしてあげます。
空気清浄機やエアコンのLEDライト、テレビやパパママのスマホ画面の明かりにも、
注意してあげましょう。
ベッドの硬さやシーツの質感も、
赤ちゃんが寝やすいものをいろいろと試してみるといいと思います。
ただし、柔らかすぎる素材は、乳幼児突然死症候群(SIDS、シッズ)の原因にも
なりうるので、慎重に選びましょう。
体調不良
赤ちゃんが寝付きにくい理由のひとつに体調不良があります。
体調不良に含めるかどうかは、びみょうですが、
寝付きにくい原因としてよくあるのが、ミルク後、ゲップが出ていないときです。
いったんゲップが出ても、寝ている間に、ふたたび苦しくなることもあるので、
唸りが続くようなら、体を起こして、ゲップを誘発させてあげるのも手です。
また、病気やケガの症状によって、寝にくい状態になっている可能性もあるので、
何か異変を感じたら、速やかにかかりつけの医療機関に相談しましょう。
子ども医療電話相談事業(♯8000) というサービスもあるので、
あまり自分たちで抱え込まずに、医療機関の手を借りましょう。
理由なし
これが一番困るやつです。
なんだか分かんないけど、寝れない。
ときどき、こういうときがあるものだと思って、
付き合ってあげましょう。
ただし、あまりに何日も、理由なく泣きじゃくったり、
まったく寝付かなかったりするのは、我々が想定していない
体の不具合があるかもしれません。
一度、医療機関への相談をおススメします。
小児科の先生方は、やはり子供が大好きな方たちばかりなので、
「これくらいで病院来るな!」と怒られることはまずないので、
気軽に相談しましょう。
When(時間のコントロール)
すでに記載しましたが、赤ちゃんの寝かしつけにおいて、
体内時計の構築が最重要です。
朝は7時にカーテンを明け、朝であることを教えてあげます。
夜は早めにお風呂に入れ、18時以降は暗い部屋で過ごします。
こんな感じに、一日のリズムを作ってあげましょう。
また、生活リズムを形成するうえで、
ひとつ重要なポイントが、入浴のタイミングです。
入浴は赤ちゃんを覚醒させてしまうイベントの1つです。
あまり遅い時間(夜9時以降とか)は、なるべく避けた方が賢明です。
仕事の都合でどうしても、という場合を除いて、
なるべく夕方ごろには、入浴を済ませた方がいいと思います。
また、入浴以外にも、1-2か月の散歩のタイミング・長さなど、
1日のイベントは、なるべく時間を固定して、ルーティーン化してあげるようにしましょう。
Where(場所のコントロール)
赤ちゃんの寝る場所に関してです。
基本的には、毎日、夜寝る場所はなるべく一定にしてあげましょう。
「自分の寝る場所はココだ。」と教えてあげることが目的です。
また、生後6か月くらいまでは、なるべくパパママと同じ部屋、
かつ、別々のベッドで寝かせてあげましょう。
何か異常があったときにすぐに気づけること、
ただし、パパママのベッドは柔らかすぎるので、
赤ちゃん専用のベッドがあった方がよいと思います。
Who(人のあたたかみ)
生後まもない赤ちゃんは、自分の力で眠ることができません。
抱っこや添い寝でリラックスさせることで入眠を手伝ってあげます。
ただし、ずっと抱っこだと、あまりに疲れてしまうので、
抱っこひもをうまく利用しましょう。
おススメは、BabyBjornのベビーキャリアMINIです。
抱っこひもから、スムーズにベビーベッドへ赤ちゃんを移動できるのが魅力的です。
着脱もすごくやりやすくて重宝しています。
リンク貼っておくので、ぜひ使ってみてください。(対象年齢:0-1歳/3.2~11kg)
そのほかのベビーグッズについては、こちらの記事
「超おススメ赤ちゃんが喜ぶ☆マストアイテム まとめ 5選!」で紹介しています。
また、抱っこや、抱っこひもで寝かしつけたあと、
背中スイッチを発動させずにベビーベッドへ移動させるために、
赤ちゃんが熟睡したかどうかの見極めが重要です。
熟睡していないと「モロー反射」という動作によって動いた
自分の動作にビックリしてしまい、起きる原因になってしまいます。
ベッドに移動させてOKかどうかの判断ポイントは以下です。
参考にしてみてください。
- 体の筋肉が弛緩し、ぐにゃぐにゃになる。
- 体重が重くなったように感じる。
- 無表情になる。
- 舌先が上あごにくっついている。
- 腕がだらっと垂れさがり、無気力になる。
What(五感のコントロール)
赤ちゃんの五感をうまくコントロールしてあげましょう。
温度、湿度、明るさ、静かさ、ベッドの硬さなどなど、
赤ちゃんの快適な環境にこだわることが重要です。
私は試したことがありませんが、
入眠用にアロマを使っている人もいると聞いたことがあります。
How(優しい揺れで手助け)
基本的には、一番寝やすいのは、抱っこしながらのユラユラです。
生まれる前、ママのお腹の中で、羊水に浸りながら揺れていたときを思い出し、
安心するからだそうです。
また、音楽をかけてあげたり、
ホワイトノイズを流すことも、寝かしつけに有効です。
ちなみに、我が家の息子は、「換気扇」の音が大好きです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
毎日の子育てで、パパママは本当にクタクタになっていると思います。
そこへ追い打ちをかけるようにベビーがなかなか寝てくれない。
この記事が、そんなときに立ち戻る場所になればいいなと思います。
ではでは!
生活リズムを作ってあげることが、何よりも大切です。